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■■ tilka アトリエ改装日記
 ■■

〜 玄関編 〜

        
いよいよ玄関

天井と壁が仕上がって、次はいよいよ最大の難関玄関扉。。。この家に引っ越してきた時から、一番の悩みの種だった玄関とびら。
それというのは、引き違いになった、4枚のどでかいアルミサッシ。。1枚の大きさは210cm×88cmと、私には持ち上げる事も
出来ない大きさなのでした。。 当初、私は玄関はやっぱり木の引き戸がいい。と考えていました。どんなやつかというと、あの昔
ながらの仏壇屋さんみたいなやつです。 この家を見つける前、不動産屋さんめぐりをしていたときも、不動産の人に、「昔の仏壇
屋さんみたいな感じで、木の引き戸で、土間がある家!」なんて言って、何度も不動産の人に難しい顔をされました。 しかし、
現実この家にすると決めた以上、この家の玄関は、私好みの木の引き戸に作り変えるか、もしくは、このアルミサッシになんらかの
アレンジをするか、2つに一つの選択をしなくてはいけないわけで。。

それから、色んな方に相談にのってもらい、値段と相談しつつ、やはり玄関まるごとやりかえるのは無理ということに。とすると、
このアルミサッシ、上から何か貼るか、塗るかしかない。。ってことで、とりあえず東急ハンズや、ホームセンターなどを駆け回り、
アルミサッシの上から塗れる塗料、貼れるシート、などの事を聞き回りました。 そして、まずは塗る方向で考えて相談したところ、
基本的にアルミサッシの上に何か塗るのは、おすすめしないとのこと。 あのアルミサッシ。ああ見えて実はメーカーの技術を駆使した
完成品なのだそうです。 普通のアルミとアルミサッシとの間には明らかな違いがあり、もちろんアルミの質も違うし、アルミサッシの
場合は、アルミの上から、何か特殊なコートをされているみたいで、それによって、何十年もさびもせず、雨や風にもたえることができ
るのだそうです。  へぇ〜。。。思わぬ所でサッシのことを勉強したワタシ。
しかし感心している場合ではなく、「じゃ、塗るのは無理なんですか?」と聞いたところ、「塗ろうと思えば塗れるけど、そのサッシの
上にコーティングしてあるものをヤスリかなんかで、落として、その上から塗って下さい」とのこと。 なぁるほどね〜。。あのでかい
サッシを一枚一枚ヤスリ掛け。。。想像しただけでへこたれたワタシは、 サッシの上から何か貼る方向で考えはじめました。カッティ
ングシートの見本帳を見せてもらいながら、ここでもまた色んな注文をつけるわたし。「いや、もっと古びた木の感じがいいんですよー」
 店「。。う〜ん、基本的にプリントされたものなのでね〜」 私「じゃ、さびた銅みたいな感じのはないんですか?」
 店「。。。さびた銅」  なかなか、思った感じのカッティングシートってないもんだなー。。企業専門の業者に問い合わせても、
やっぱり、私が思ったような感じのものは見つからない。。。それに、ランクはあるものの、カッティングシートも以外と安いモノでは
ないということがわかってきた。。。
 よし、一大決心!ペンキで塗ってみよう! ってことで決定。覚悟決めてヤスリ掛け開始!

前置きが長くなってしまいましたが、さて、このヤスリ掛けをはじめ、玄関にとりかかったのは4月。 外の陽気もよい頃で、昼間天気
が良いとかなり暑い!と感じる頃。。決断するのに時間かかったけど、早くやらないと暑くて作業どころではなくなる! ということに
気付いた私は少々焦り始めていました。 とりあえず300番の紙ヤスリで、サッシの裏面(室内側)からヤスリ始めました。
ヤスリ始めて15分。結構ヤスルのって力のいる作業。 腕に負担をかけないように左手右手と交互に使って、なんとか一枚の片面が
仕上がりました。時計をみると1時間が経過。。。ふぅぅぅ両面仕上げようと思ったら、この作業をあと7回やるのね〜。。気が遠くな
りそうになりながら、でもペンキで仕上げると決めたからには根性でがんばろうと決めて、地道に1日一枚のペースで、なんとか片面4枚
を完成させました。最初は遠い道のりに見えたこの作業も、半分仕上がったと思ったら、なんだか早くペンキを塗りたくなってきました。
でもそれは全部ヤスリ掛けをしてからのお楽しみ! さて、表側4枚をどうするか。。  表に出てヤスリ掛けをするのも、ちょっと勇気
いるな〜。。というのも、家の前には少し広めの道路が通っていて、近くには小学校もあるので、人の往来はわりと盛ん。。。
外で一人この孤独な作業をするというのも。。 やはり1枚ずつサッシをはずして家の中でやろうと思い、どでかいサッシに手をかけて、
持ち上げてみました。。が、、持ち上がらない!重い! たとえはずせたとしても動かせないし、なんといってもガラスが入っているので
危険。。ここは、無理をせず、うちのダンナ様にお願いしてはずしてもらうことにしました。  彼はぶちぶちいいながらも、協力的で
この力仕事を引き受けてくれました。 順調に1枚が仕上がって、さて2枚目。      サッシを取り外してもらうも、彼は仕事。。
はずしてもらうだけでなく、元のようにサッシを戻してもらわねばならないため、彼がいる日曜でないと作業ができない。。
ところが、運悪く日曜日になると雨に降られ、いつのまにか、1枚目を仕上げてから、半月が経過。。 だんだん、焦ってきた私は、先に
裏面にペンキを塗っていくことしました。 使うペンキはアルミ建材用の油性ペンキ。色はつや消しの黒にしました。 使い方の慣れてきた
ペイントローラーと、刷毛を使い、順調に塗りすすみ、3日かけて、家側内面を塗り終わりました。 
黒く塗られたサッシのドアは、家の印象をがらりと変え、なんだか違う家にいるような、不思議な気分でした。

なんとか順調に進んでいた矢先、事件はおこりました。 やっと日曜日に晴れたので、ここで一気に一日で全部仕上げてしまおうと思い、
扉を3枚いっぺんにはずしてもらい、並べて作業していました。 ペンキが少なくなっていたので、扉を立てかけたまま近所のホームセン
ターまで買いに自転車で走っていると、突然携帯が鳴り、重々しい声が。。「扉、風で倒れてサッシわれた。。」!!急いで帰ってみると
扉が倒れて、家の中が丸見えになっていました。そして、そこらじゅうにサッシの破片が。。。せっかくの休みをこんな作業でうばわれた
彼の、重た〜い視線を感じながら、もくもくと割れたサッシを片づける
。。道行く人はこの光景と、全開になった家の中をジロジロと眺め
てゆく。まさに修羅場でした。 それもこれも、こんな作業を無理やり一日で仕上げてしまおうなどという、自分の強引さのせいなのです
が....

気を取り直して、作業再開! それからの数時間、ヤスリかけ作業、ペンキ塗りと集中し、何とかその日の夕方にはすべてのサッシが、
つや消しの黒い扉に変わりました。 割れてしまったガラスは明日にならないと入れてもらえないので、その日は、この家に引っ越してき
て初めて、シャッターを閉めてみました。(実はシャッターがあったのです) 使い込んだシャッターは古くて汚かったけど、シャッター
の閉まった我が家は、なんだか違う家のような。 お店のような。。不思議な気分でした。

そして次の日。 近所の建具屋さんにお願いして、割れた扉にサッシを入れてもらいました。一番端の扉だけを透明のガラスにして
中が見えるようにしました。 シャッターを開けて、外から見た我が家の玄関は、黒っぽいサッシとはまた違う、遠くから見ると
ちょっと鉄にも似たような、なんともいい感じの扉に仕上がっていました。。感無量!! 

 

天井編 モモモ   壁塗り編 モモモ   床・外壁編モモモ

苦心の作。黒い玄関扉。

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